POTENZA RE750 



VitzRSターボの納車から3年が経ち、CYNOSの時から使用していたGV(推定走行距離26000km)の前輪にスリップサインが出ていたので今月末の車検に向けてタイヤ交換を行うことにした。「前輪に」というのは実はローテーションをサボっており後輪はまだしばらく走れそうだが、Vitzの納車待ちの際にしばらく保管していたりと経年劣化によるヒビ割れがあったので同時に交換することにした。

天気が良いので洗車してからタイヤ交換に行こうと自宅の駐車場で車を横に移動した際、駐車場にオイルの垂れた跡があることに気づく。エンジンルームからは確認できないが、下から覗き込むとエンジンオイルではなくトランスミッションのシール部分にオイルが滲んで透明に近いオイルが垂れていた。
ネッツ空港店に電話連絡してすぐに持ち込んで点検してもらうことになった。
点検は数分で終わったが、部品の検索にしばらく時間がかかり結果としてオイルシールの交換が必要と云う事だった。先日他のトヨタディーラーに車検の依頼を済ませていたが、3ヶ月ほど前にルームミラーの破損で部品注文しようとしたところ断られたので、ネッツ空港店で車検も合わせてお願いすることにした。
元はと言えば、ネッツ店で新車を購入した際に担当営業からTOYOTAカードの利用が出来ないと言われ他店で点検を依頼していたが、現在は新車購入にも車検にもカードが使用できるようになったらしい。
部品の入荷に1日かかるということで、車検の日取りを決めてタイヤ館に向かった。



この日の朝、タイヤ館の営業時間を調べるためにインターネットでホームページを見たところ、見慣れない名前のタイヤがあるとこに気づいた。POTENZAのRE750というタイヤで更に調べてみるとタイヤ館、ミスタータイヤマン、コックピットなどのブリジストン専門店のみ取り扱いのある銘柄だった。GVの廃盤に伴いPlayzでは物足りない、RE050は外車などの大きなサイズしかない上に高価、RE-01Rのスポーツ性能までは必要ないという人が増えたためにブリジストンが急遽発売したモデルらしい。トレッドパターンはGVを改良したもので、AQドーナツUは採用していないが少なくともPlayzよりはデザインが良かった。
これまで使用していたGV(195/50R15)は純正サイズ(185/50R15)よりも外径が約8mm小さかったので、手軽にハイギヤード化し乗り心地を良くし、更に燃費向上の為に扁平率を変更してPlayz PZ-1かREGNO GR-8000何れかの195/55R15にしようと考えていた。
しかしRE750はラインナップが非常に少なく195/50R15はあるものの195/55R15は無かった。(ちなみにトレッドパターンはGVと同じでT's-02という激安タイヤもあったがこれはコンパウンドも異なり最初から対象外にしていた)

応対して下さったのは店長で、扁平率変更の話や普段の走行状態からPlayz PZ-1とやはりRE750を薦められた。どちらも値段は同じという事だったがRE750には希望サイズが無いことからしばらく店内で悩んだ。参考までにREGNO GR-8000の値段を聞くが1本当たり3000円程度高いと聞いてこの時点でREGNOは対象外になった。
家族で遠出するのに高速道路での走行が楽で、扁平率変更でハイギヤード化による燃費向上、AQドーナツU採用で経年劣化が少なく音も静かというPlayzに対し、RE750は走行性能でのメリットしかなくPlayzに決まりかけたが、実際のタイヤを見るとトレッドパターンはもちろんの事、ショルダー部分が丸く設置面積の小さいPlayzはチョイ悪どころかかなりカッコ悪くRE750に決定した。



作業自体は非常にスムースだったが、ホイールを取り外しているときにブレーキディスクのホイール取り付け部分が錆びている事を指摘され好意で塗装していただく事になった。「スプレーで噴くだけ」と言われたので本当に噴くだけかと思いきや、サンドペーパーで錆を落としてスプレーし、ブレーキクリーナーではみ出た塗装も綺麗に処理してもらった。しかし塗装が浮いてしまったらしく再度サンドペーパーをかけて今度はガストーチで加熱した後で塗装して頂いた。タイヤを交換する以上に手間も時間もかかっていたが、洗車するたびに気になっていたので非常に嬉しかった。



タイヤ館 徳島の店長並びにスタッフの皆様、大変お世話になりありがとう御座いました。